食後の眠気予防にも使えるホエイプロテイン

【食後の眠気予防にも使えるホエイプロテイン】

プロテインを飲むタイミングと言えば、まずは「トレーニング後」でしょうか。

しかし食後の眠気予防や過食予防には「食事10-30分前」に摂ることで効果を発揮します。

いわゆる食後の眠気は機能性低血糖、血糖値スパイクによって引き起こされると考えられています。

食前にホエイプロテインを飲むことで消化管ホルモンであるGLP-1の分泌が促進されます。

GLP-1とは小腸にあるL細胞から分泌されるホルモンであり、食事刺激によって体内へ分泌され膵臓β細胞や脳(視床下部)などに働きかけます。

視床下部への結合によって食欲の抑制に働き、膵臓β細胞への結合はインスリンの分泌を促進します。

このインスリン分泌促進の働きによって食後血糖の急上昇を抑え、機能性低血糖を改善してくれるのです。

こういった点からホエイプロテインは身体作りだけでなく、血糖コントロールにも活用できるのです。

この際に必要な摂取量はたんぱく質として10-15gで十分です。

一般的なプロテインであれば、0.5杯飲めれば良いということです。

ただし機能性低血糖に対してホエイプロテインが根本解決になるわけではありません。

慢性炎症によるインスリン抵抗性。

亜鉛、マグネシウム、セレン、ビタミンDなどの欠乏。

こういったところに問題がある方は単純にホエイプロテインを摂るだけではなく、食生活全体を改善していく必要があります。