食事コンサルティング:全身性エリテマトーデスの寛解を目指して

食事コンサルティング:全身性エリテマトーデスの寛解を目指して

今年の8月より

全身性エリテマトーデス(SLE)

という自己免疫疾患の寛解を目指し、食事コンサルティングを受けていただいているクライアント様がおられます。

 

こちらのお方はボディワーカーでもいらっしゃるんですが、

当初は

「過緊張を抜けるように」

という感じのご依頼をいただきましたが、SLEの事もお話いただいき、

自己免疫疾患による慢性炎症状態なので、

「呼吸やエクササイズだけじゃなくて食事からのアプローチも必要では?」

という事で慢性炎症を緩和(SLEの寛解)し、過緊張が抜けるように食事コンサルティングをスタートいただきました。

食事コンサルティングはダイエット(体重減)とは違い長期戦です。

 

ですが、4ヶ月という比較的短い期間で

症状の変化
数値の変化

この2つが出てこられました。

 

何よりご自身で

自分の身体を知る事
細胞と栄養素の関係を知る事
症状のメカニズムを知る事

 

それを積極的に理解し、身に付けて実践されている事がその秘訣ではないかと思います。

SLE自体や罹患者の特徴として

自己に対して過剰な免疫応答があり、免疫寛容に関わるT-reg細胞の分化誘導で改善がみれること。

ベーチェット病、強皮症と同じく血清亜鉛値が低値を示すこと。

これらの情報からやるべき事を推測できますが、発症時や今の食生活習慣、現在の血液データ、ご本人の自覚などを大切にし現状を考えます。

 

現状と血液データと推測がマッチするのでそれらに基づき、

まずは腸内環境の改善(それによるT-reg細胞分化誘導)と食生活の改善。

その後、約1ヶ月半ほど前から亜鉛の追加。

と段階を追って進んでますが、亜鉛をサプリで摂るなら亜鉛/銅の値をちゃんと知りたいということで…

 

いつもお世話になり、御指導いただいておりますルークス芦屋クリニックへ血液検査に行っていただきました。

ルークス芦屋クリニックのホームページはこちらです

最初の8月のデータ(左)と直近のデータ(右)がこちらです。

AST
18→17
ALT
9→13

2つの数値の乖離が減っているのはビタミンB6不足が改善されだしたからですかね。

ただビタミンBコンプレックスのサプリなどを追加されたわけではないので、これは腸内環境が改善されたからかもしれません。

ビタミンB6.12なども腸内細菌が生み出してくれたり、消化管が改善されて肉魚類を食べれて消化吸収できればある程度摂ることができます。

 

BUN(尿素窒素)
10→15.1
γ-GTP
9→10

AST,ALTが乖離少なく20辺りに近づきBUNがしっかり上がってきています。

たんぱく質が十分摂れて上手く代謝されている事が予想されますね。

アルブミンも上がってますしね。

 

γ-GTPの同値程度までの追いつきが悪いのでALTの数値に伴い上昇が表れるか経過観察。

 

LDLコレステロール
74→92

悪玉コレステロールと呼ばれてしまっていますが、そんなものではありません。

 

これがないと細胞膜の修復が出来ないし、脂溶性ビタミンのADEKが細胞に届かないし、抗ストレスホルモン、性ホルモン、脂肪の吸収に必要な胆汁が作れません。

コレステロール自体は脂質に分類されますが、糖質、たんぱく質、脂質という三大栄養素を基にして作られるアセチルCoAを原料にコレステロールは出来上がります。

これ以上は長くなるのでまとめると、それだけ大事なものだって事です。

で、LDLコレステロール値は100くらい欲しいんですが、不足していると胆汁が十分に作れない。

 

今回は92。

100まであと少しのところまで来られています。

三大栄養素がちゃんと代謝できているからですかね。

もしLDLが低いとなると上がらないのはALP。

 

ALPは胆汁の中に多く含まれるわけですから、胆汁の分泌が悪いと当然ALPも上がらない。

ALP
148→167

180辺りを目指してしっかり上がってきています。

 

LDLの上昇に伴い、胆汁生成といった肝機能も上がってきていそうですね。

 

ALPの活性中心は亜鉛ですから、ALPの上昇には亜鉛が必須です。

 

今回の血清亜鉛は88とまだ低値ですが、それでも少しずつ上がってきているのかもしれません。

 

この亜鉛の数値からも、SLEを罹患している方はやはり亜鉛が低値傾向ということですね。

白血球の

好中球
64.7→59.6

リンパ球
25.3→31.5

この辺りの数字からも以前より過緊張が抜けているのではないかと思います。

 

最初にオーダーいただいた過緊張の改善にも繋がってきますね。

 

まだまだMCV、ペプシノーゲン、フェリチンなどの話をしたいところですが…

現在はまだ症状の寛解とまではいきませんが、食事とセルフコンディショニングを通して、ご自身である程度コントロールする術が身についたと仰っていただけましたm(__)m

 

ルークス芦屋クリニックでいただいたアドバイス

当施設で得た知識

 

これを上手くご自身の知識として習得されています。

その知識による食事だけでなく、ボディワーク、アロマなど多様なセルフコンディショニングも得意とされているので、それらが組み合わさったお陰ですね^_^

そして、何より嬉しいのは今回のコンサルティングの中で身に付けた知識をご自身のクライアント様にも伝えていただいている事です。

 

多くの方が無意識の内に質的な栄養不足によって、自らの首を絞めるような食生活を送っています。

 

 

僕が先生方から学び、実践し、誰かに伝える事で、その誰かも周りの方に伝え、より多くの方が自由に生きる方法を身に付けていただければなと思います。

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