“Posture follows movement like a shadow”
“姿勢は動作に随伴する影のようなものである”
とはCharles S. Sherringtonの言葉ですが、この言葉は雑に解釈すると
「綺麗な動作が出来る人は姿勢も綺麗よねー」
になりますね。
運動を企画し、動作に対する指令を出すのは前頭葉ですが「綺麗な動き=運動の巧緻性」に重要なのは小脳です。
小脳は感覚器からのフィードバックを待つことなく円滑な動作を実行するために、動きの調整、筋緊張の調整も行います。
また小脳は姿勢制御にも大きな役割を担っています。
小脳を機能区分すると
前庭小脳、脊髄小脳、橋小脳
に分けられます。
前庭小脳は名前の通りに主に前庭と視覚からの入力を受け、脊髄小脳は主に脊髄から固有感覚の入力を受け、前庭神経核、大脳皮質、脳幹領域へと出力を行います。
最終的に感覚情報が統合されて身体図式の形成に関与し、姿勢制御という動的な働きを支えています。
体性感覚、前庭覚、視覚。
この中でまず大切なのは体性感覚ですね。
運動の企画にはまずボディイメージありきですから、それをもたらす体性感覚は重要です。
中枢に対して最も重要になる求心性の感覚情報は、固有感覚受容器である筋紡錘からの入力であり、それを与えてくれるのは重力です。
では重力を有効活用できている目安になり得るものはなんでしょうか?
床半力、足圧ですね。
つまり足圧分布などを評価することは、脳に対してどれだけ貴重な感覚入力が行われているのかを評価しているとも言えるのではないでしょうか。
そして、筋紡錘からの入力増加は小脳機能ももちろんながら脳機能全体の活性化に繋がり、動作の巧緻性や姿勢の改善にも繋がり得るのです。
そのための介入手段として、咬合調整を行なっておられるのが8月18日(日) 【大阪開催】関西地域 Interdisciplinary Integrationにて講義を依頼させていただきました松浦 崇先生です。
実際に松浦先生の咬合調整により驚くような姿勢や動きの変化が起きています。
当日は松浦先生に「咬合が変われば身体が変わる、身体が変われば咬合が変わる」という講義を行っていただきます。
歯だけを診るのではなく、全身を診る。
身体は繋がっている。
歯科医、歯科衛生士など歯科関係の皆様、運動指導者の皆様、ぜひ松浦先生の想いや考えをお聴きくださいませ。
そして、その後に三木 絵梨香先生の講義もお受けいただくことで口腔ケアの重要性もご理解いただけます。
栄養素や生理活性物質を介してと口腔と全身は繋がっています。
両先生と共に登壇させていただけることになり、僕もかなり気合入っていますのでご都合よろしければ是非皆様のご参加をお待ちしております。
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