ダイエット
体脂肪を減らす
そうなると、ある程度は糖質の量をコントロールする必要があります。
※糖の質は言わずもがな
そのため”低糖質ダイエット”ということで、野菜の中でも糖質量が多いという理由で避けられがちなのが、
たまねぎ
人参
です。
※分かりづらいですがたまねぎも人参も入ってます🥕
でもこれらは実は花粉症の寛解、健康維持、粘膜の強化、腸内環境改善に超重要な食材です。
たまねぎは”イヌリン”という水溶性食物繊維が豊富な日常に取り入れやすい食材です。
このイヌリンは食物繊維の中でも非常によく研究されています。
例えば2型糖尿病の改善にも有効性が期待できます。
2型糖尿病ではインスリン抵抗性ができ、耐糖能が低下していますが、この状況を作り出している大きな原因の1つはTNF-α(腫瘍壊死因子)という炎症性サイトカインです。
つまりは慢性炎症状態であることで2型糖尿病は発症するわけですが、脂肪滴の肥大、つまり肥満によってもTNF-αやIL-6という炎症性サイトカインが分泌されてしまいます。
またIL-6はTGF-βと揃うことでリンパ球でも、炎症誘発性のTh17細胞の分化を誘導します。(※1 Komai T, et al. Nihon Rinsho Meneki Gakkai Kaishi. 2016.)
ですが、イヌリンを摂取する事でTNF-α、IL-6の分泌減少が期待できます(Li K, et al. Food Funct. 2019.)
そして、人参も同じく比較的糖質が多いということで嫌われがちですが、人参も免疫の正常化にメチャ重要です。
人参にはプロビタミンA(ビタミンAの前駆体)でもあるβカロテンが豊富です。
βカロテンは体内でレチノール(ビタミンA)に変換せられます。
その人参は100gあたりRAE:レチノール活性当量として720μgRAEとなります。
つまりで1日1本(150-200g)の人参を食べれば、1日分のビタミンA(推奨量:男性900/女性700μgRAE)が賄えるという事です。
そして、レチノールがレチノイン酸に代謝されて働く事でTh17の分化を抑制し、炎症を抑制するT-reg細胞の分化を促進にも働きます。(Xiao S, et al. J Immunol. 2008.)
ここまでの事を簡単にまとめると、たまねぎと人参は抗炎症、免疫寛容の効果が期待でき、耐糖能の改善も期待できるということです。
たまねぎ、人参共に消化管の回復にも大切な食品になります。
野菜、海藻、きのこなどの食品の多くは、マクロニュートリエント(炭水化物、脂質、たんぱく質)だけでは語れない素晴らしい機能を持っています。
なので身体作り、健康のためにも、来期の花粉症寛解のためにも、是非積極的に摂る事がオススメできる食品です。
ダイエットでは適度に低糖質にする必要はありますが、健康のためにも高繊維質でもありたいですね。
まずは無料カウンセリングをご予約ください
店舗案内・アクセス
〒556-0011
大阪市浪速区難波中2丁目6-12
サウスポイントビル 2階
[営業時間]
平日 9:00~14:00、15:30~22:30(水曜のみ15:30~22:30)
土日・祝日 9:00~20:00
※平日21:30、土日・祝日19:00まで予約受付可能
[定休日]
年末年始・その他
[アクセス方法]
南海線なんば駅2F 南改札口より徒歩1分
御堂筋なんば駅5番出口(タカシマヤ前)より徒歩3分