糖質制御：やせるためにはインスリンの分泌を抑えるべきなのか？

さあ、話をインスリンに戻します。

 

そもそもインスリンというのはホルモンの一種です。

 

焼肉のホルモンとは完全に別ですよ^ ^

ホルモンとは

身体の内外からの刺激に反応して、ある特定の器官で合成や分泌され、血液などを介して別の特定の器官で作用する生理活性物質。

 

カンタンに言えば、ホルモンは身体の中のメッセンジャーです。

 

「身体でこういう事が起こってるから君の出番だよ！」

 

と身体に教えてくれるわけです。

 

男性ホルモン

女性ホルモン

成長ホルモン

 

聞き慣れたこれらも全てホルモンです。

 

男性ホルモンの一種、テストステロンについては別で記事を書いていこうと思います。

 

 

さて、そのインスリンですが血糖値が上がると膵臓（すいぞう）のβ細胞というところから分泌されます。

 

そして、その役割は

 

▪︎細胞への栄養素の取込み

▪︎筋肉や肝臓へのグリコーゲンの貯蔵促進

▪︎貯蔵グリコーゲンの分解を抑制

▪︎脂肪組織での脂肪合成促進

▪︎脂肪組織での脂肪分解を抑制

 

 

如何ですか？

 

 

最後の２つの役割だけ見れば、ダイエット中の人はインスリンを「脂肪ホルモン」と呼び悪者扱いするのもうなづけますね。

 

 

ですが、インスリンは身体作りにおいて悪者などではありません。

 

 

筋肉がアミノ酸を取り込むためにもインスリンは必要です。

 

 

つまり筋肉を増やす、高い代謝の身体を作る、太らない身体を作るためにインスリンの分泌は必須とも言えます。

 

 

また海外の研究論文などで、インスリンはタンパク質を摂取した際にも分泌が確認されたというものがあります。

 

 

もしインスリンが肥満ホルモンであるならば、低糖質ダイエットでもガンガン太るという事になります。

 

要は糖質を摂りすぎないことが大切になります。

 

インスリンがブドウ糖を細胞に引き込み、使われなかった余剰の糖が脂肪になるわけです。

 

身体に必要な分しか摂らなければ炭水化物を食べても太りません。

 

ほかの栄養素との兼ね合いもありますが。

 

 

健康的なダイエットのために大切なのは糖質制限ではありません。

 

糖質制御です。

 

 

食べ物の量や質を自分でキチンとコントロールすることがなにより大切です。