女性必見！葉酸を食事で摂るメリット

【葉酸を食品から摂るメリット】

PM Performanceトレーナーの川合です。

今回は妊婦の方から質問を受ける栄養素で上位に該当する栄養素 葉酸についてです。

 

葉酸はVB9とも呼ばれる水溶性ビタミンであり、一般的な役割として…

 

①赤血球の脱核を行い巨赤芽球性貧血を予防

②ホモシステインをメチオニンに代謝し、高ホモシステインによる心血管系疾患の予防　

③DNAの合成に関与し、正常なタンパク質合成を促進

などの役割を持っています。

 

③の観点から葉酸不足は胎児のDNA合成阻害によって二分脊椎症などの先天性疾患のリスクを高めるとされています。

 

よって妊婦の方から「葉酸をサプリメントで摂った方が良いですか？」という質問をいただきます。

 

結論は「食事で摂るのが大事だよ」です。

 

葉酸はほうれん草から発見されたという経緯もあり、名前の如く葉物野菜に多く含まれています。

 

葉酸の摂取基準としては成人では男女ともに240μg/1日ですが、妊婦や妊娠を計画している方では480μg/1日になります。

写真を見ていただくと分かる通り、480μgを摂取するのもそれほど難しいことではありません。

 

それだけでなく葉酸が豊富な食品を摂ることで食物繊維、たんぱく質、鉄、亜鉛、マグネシウム、βカロテン(VA)なども摂取することができるのです。

むしろ食品だけで充足させづらいのは葉酸ではなく、鉄や亜鉛やマグネシウムなどのミネラルであり、これらも胎児の正常な発育に必須です。

栄養療法は評価に基づき、上手くサプリメントを用いることで不調を予防・寛解していきます。

しかし安易にサプリメント頼りにならず、食品を選ぶメリットも存在しているのです。