NSCAジャパン 関西ADセミナー
「呼吸に着目した体幹および姿勢へのアプローチ」
こちらのセミナーを受講しました。
講師の大貫 崇さん、一緒に受講した横井 美里さん。
こちらは当日の配布資料です。
One thing I always tell parents is not to think of their child as having a learning deficit or behavior problem .Rather,I tell them to think of their child as having a stimulus deficiency.
-Robert Melillo-
この一文からもいわゆる子供の学習障害、問題行動に対して”運動療法”として出来ることは評価に基づく感覚、刺激の入力を行いhemispheric deficiency(脳半球のバランスの偏り)を解決することと言えます。
栄養療法としては、グルタミン酸、グリシンに代表されるような興奮毒素の食事摂取量を減らすこと。
またアンモニアの過剰発生といったNMDA型グルタミン酸受容体を過剰に活性化するような食生活を減らすこと。
この2点です。
この2点を行うことは神経細胞内へのカルシウムイオンの過剰な流入を防ぎ、神経細胞のアポトーシス(細胞の積極的な自殺)を防ぐために栄養療法の初期アプローチとして重要です。
運動療法として感覚、刺激の入力を行う際には
“その感覚、刺激の入力を許容出来る状態であること”
これが前提になります。
そのためにMustになる運動療法のアプローチは”呼吸”です。
安静時の呼吸をOptimalにする事で地面との繋がりを再獲得する事ができ、重力及び床反力を潜在的に認知出来るようになり、体性感覚からの求心性情報量が増える事で自己定位の土台ができ、視覚情報を入力する準備が整い、頭部へ加速をかける事(前庭)による入力を許容できるようになります。
また呼吸数の増加は血中の二酸化炭素の減少に繋がり、愛しの赤血球は酸素を切り離す事が出来なくなるため、酸欠の状況を作ります。
結果、パニック状態に陥ってしまっては感覚や刺激を許容できる状況ではなくなります。
そのためしっかり吐き、呼吸数を減らす事。
これが肝心です。
運動療法の土台になる”呼吸”、呼吸はすべてのヘルスケアプロバイダーが押さえるべき共通言語です。
今から6年前、大貫さんが帰国後に開催されたセミナーでお教え頂き、そこから僕はエクササイズプログラムに”呼吸”を取り入れるようになりました。
今お聞かせいただいても「なるほどー!」となる内容ですし、いつもセッションで活かしている内容ばかりが学べました。
ーー今後の開催セミナー ーー
【細胞と細菌を考慮したセルフコンディショニング法 食事 データスクリーニング編】
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