【更年期の女性に自己免疫疾患が増える理由】
自己免疫疾患..
本来は病原体から自身の細胞を守る免疫システムが異常をきたし、自己の細胞を誤って攻撃するようになった状態
セミナーで何度も言うように自己免疫疾患や予防寛解には「Treg,Breg細胞の分化誘導による免疫寛容」が必須です。
Treg細胞達は誤った攻撃指令を出しているTh1,Th2細胞の活動を制御してくれます。
様々な自己免疫疾患が存在しますが、女性の方が罹患率が高くなっています。
実はココにもエストロゲンが関与しています。
先日のセミナーでも伝えたようにエストロゲンはステロイドホルモンです。
つまり細胞の核内受容体に作用し、遺伝子発現に関与します。
そしてこの核内受容体にNr4aという種類があり、エストロゲンやVDにより活性化されます。
このNr4aが活性化されると、転写因子Foxp3が胸腺でのTreg細胞分化誘導に働きます(Takashi Sekiya et al. Nat Immunol. 2013 Mar.)
もちろんTreg,Breg細胞分化誘導の経路は他にもある為、これだけが重要因子ではありません。
そして様々な核内受容体の活性化にはエストロゲン、ビタミンDだけでなく、レチノイン酸(VA)、胆汁酸も関与します。
よってエストロゲン不足のみが自己免疫疾患発症の要因ではありませんが、一因にはなるのです。
ビタミンAは三大微量栄養素欠乏の1つですし、女性は日焼け止めを塗るのでビタミンD不足が深刻化しやすいです。
ただエストロゲン過剰もNGです🙅♀️🙅♀️
慢性炎症状態の可能性がありますからね。
健康のためには適度なエストロゲンが重要で、過剰と不足の両方をサポートするのがイソフラボン(ゲニステイン、ダイゼイン、腸内細菌が代謝したエクオール)です。
男性よりもホルモンバランスに健康を左右されやすい女性だからこそ、
栄養の知識を身につけ
食生活に気を配り
人生を謳歌して欲しいなと思います。
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