アルブミンについて

アルブミンについて

【アルブミン】

アルブミン(Alb)は血漿タンパク質の約60%を占めるタンパク質です。

Albは肝臓で生成され、栄養状態を反映します。

よって血液検査に基づき栄養状態をリーディングする際に重要度がかなり高い項目です。

気をつけないといけないのはタンパク質だからといって、「低アルブミンの場合はたんぱく質摂取を増やそう」では済まないところです。

栄養状態の評価ですから、栄養の3段階

1.食品選択

2.消化吸収

3.代謝

全てのフェーズでの問題を考慮しなくてはいけません。

さてこのAlb

主な役割を

▪︎浸透圧の保持

▪︎物質の保持運搬

としています。

Albは膠質浸透圧に大きく影響するため浮腫に関与します。

ですが今回は「物質の保持運搬」について。

Albは血液内の酵素、ホルモン、脂肪酸、ビリルビン、ミネラルイオンなどと結合して必要な場所へ運搬しています。

ここからも恒常性、つまり正常な細胞環境の維持に超重要なのが理解できます。

またAlbは薬物の運搬も行います。

特に酸性薬物との親和性が高く、その分子上に「サイトI,II,III」という3種類の結合サイトを持ちます。

それぞれが

サイトI=ワルファリンサイト

サイトII=ジアゼパムサイト

サイトIII=ジギトキシンサイト

とも呼ばれ、結合する薬物が違います。

つまり「お薬を狙った部位に届け、効かす」為にもアルブミンは必須です。

血液中の薬物もAlbα1-酸性糖タンパク質などと結合している「結合型」。

結合していない「遊離型」。

この2種類になりますが、結合型は文字通りAlbと結合していて臓器の中に入れません。

よって薬物が効果を発揮するには、Albから離れて遊離型となる必要があります。

ここで気をつけるのは、低アルブミンであれば遊離型が増えることです。

薬が狙った箇所へ運ばれない

効きすぎてしまう(副作用)

こいつらが起こる可能性があります。

つまり薬物療法をちゃんと効かす為にも、栄養状態を良くする。

コレは必須です。

大きな病に罹った時、薬物療法を選択するにしても栄養状態は土台になります。

やはり同時に栄養療法に取組み、「細胞レベルでの健康」を目指すのが良いのではないかと思います。

自分の勉強時間を長く取りたいので、明日辺りからはもっと短文アウトプットにコンバートしようかと思います💦

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