鉄は半閉鎖系の栄養素と呼ばれています。
半閉鎖系とは、「鉄はリサイクルがメインであり、あまり食事から吸収されない」という意味にもなります。
鉄の体内総量は3-4g(3000-4000mg)です。
古くなった赤血球が脾臓マクロファージによって壊されるのが約20-25mg。
そして、腸上皮細胞が剥がれる時に約1mg損失します。
マクロファージによって壊される方が遥かに多いです⚒
しかしこちらは再利用されています。
男性、閉経後の女性であれば「わずか1mgの鉄」を補うために毎日の食事を考えていきます。
前述の通り”鉄”はあまり食事から吸収されません。
ヘム鉄
非ヘム鉄
2つを合わせれば吸収率はわずか10%程度です。
そのため食事摂取基準では
•男性(12-14歳)11.5mg
•男性(18-29歳)7.5mg
•女性(12-14歳,有経)14mg
•女性(18-29歳,有経)10.5mg
とされ、10%吸収されれば約1mgになります。
女性は月経1回で約30mgの鉄が損失されるため、毎日2mgの鉄が吸収されなければ損失を賄えないのです。
ですが鉄は活性酸素の発生源にもなるため、その吸収は厳密に管理されています。
サプリなど”摂取量”での対処が有効策にならない事が大変多い栄養素です。
そのため鉄欠乏に対しては摂取量を増やすのではなく、
吸収システムの正常化
吸収の効率化
が重要です。
その上で必要量を満たしましょう。
鉄欠乏に対して「量の栄養学」は上手くいかない可能性がかなり高いです。
水溶性ビタミンのメガビタミン療法はあっても、メガミネラル療法は存在しないのです。
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