下顎と重心

下顎と重心

セミナーを受講したら自分の分かる範囲や自分が咀嚼した形でもいいのでアウトプットしないと勿体無いです。

 

 

アウトプットしようとすると誤った情報は発信出来ないので、必死に復習します。

 

 

これは時間も掛かりますし、めんどくさく感じるかもしれません。

 

ですが、復習することで受講したセミナーの価値を更に高めることにも繋がりますので絶対やるべきです。

 

 

受けたセミナーを受講時だけでなく、受講後にも味わえるなんてサイコーじゃないですか。

 

 

というわけで時間を捻出し、復習とブログ執筆に取組みます。

 

 

今回は•••

 

▪︎下顎骨

▪︎重心

 

 

に絞って復習を。

 

 

なぜこの2点か?

 

そもそも我々トレーナー職の人間が咬合(噛み合わせ)について勉強する目的の1つは•••

 

噛み合わせでどれほどクライアント様のスポーツパフォーマンスが変わるのか?

 

その可能性を知ること。

 

 

これにあるのではないでしょうか。

 

もちろん自身の職域を越権しないという前提ありきですね。

 

 

競技動作、日常生活動作に関わらず重心というものは大切です。

 

まずは重心というものがどれ程我々の動作に影響を及ぼすかを再認識しましょう。

 

 

ではフルスクワット(和式便器で用をたす)の姿勢を取りましょう。

 

 

如何でしょうか?

 

足裏が地面から離れずにカカトとお尻がくっつくぐらいまでお尻を降ろせましたか?

 

 

この時点で降ろせなかった方はまずお近くのトレーナーへ。

 

 

では降ろせた方々は、

カカトの下に薄〜い紙が1枚入るか入らないかの空間を作る

 

そんなイメージで体重を前足部に乗せましょう。

 

 

つまり重心を前に乗せた状態です。

 

その重心のままを常にキープしながら先ほど同様にフルスクワットをしてみましょう。

 

 

如何でしょうか?

 

降ろせなくなってしまいますね。

 

 

当然ですね、スクワット動作では重心の後方移動が必要ですから。

 

重心が前のままではフルスクワット出来ません。

 

重心移動は上手く動く(Move well)ために重要ですね。

 

 

では顎関節の動きによる重心変化はどのように動作に影響を与えるのでしょうか?

 

試してみましょう。

 

次はオーバーヘッドスクワット(バンザイしながらスクワット)でいきましょう。

 

まずは何も考えずオーバーヘッドスクワットをしてみてください。
(細かい代償は気にし過ぎず)

 

 

どうでしょうか?

 

この感じ覚えておいてください。

 

次に前回同様にシャクレましょう(下顎前方突出)。

 

つまり僅かながら重心が前方に移動した、ということですね。

 

 

そして、シャクレたままオーバーヘッドスクワットをしてみましょう。

 

 

如何でしょうか?

 

 

ごく僅かですが変化を感じるのではないでしょうか?

 

お尻を降ろしづらくなったり

肩や首周りが窮屈に感じるようになったり

ボトムから立ち上がる時にバランスを崩しそうになったり

 

 

動作に完全な不全は引き起こさないですが、幾分かの感覚の違いを感じるかと思います。

 

特に頭蓋においては下顎の位置によって重心が決まるとも言われているそうです。

 

 

この書籍、「直立機構と発病のメカニズム」なる書籍でも「顎は姿勢制御システムにおける主役である」と書かれています。

 

つまり先ほど皆さんが感じた動きづらさやバランスの乱れ。

 

これは下顎のポジション変化が引き起こした構造的な制限や姿勢制御におけるエラーが原因なのではないでしょうか?

 

高速で強い力を出し続ける事

正確に高速で物体に力を伝える事

高速で移動する中で姿勢を制御する事

 

特にスポーツでは上記のような事が求められるワケですから、下顎の変化が引き起こす僅かな制限やエラーがもたらす被害が大きい事は容易に想像できます。

 

 

如何でしょうか?

 

下顎骨のポジションが重心に変化を与え、クライアント様のパフォーマンスに関与する可能性はなんとなく伝わったでしょうか?

 

細かい事ですよね、本当に細かいことかもしれません。

 

 

「木を見て、森を見ずって言うじゃん、もっと大枠で見ようよ!」

確かにそれも大事です。

 

 

動作(=森)という大枠を観れること、それはとても重要です。

 

 

ですが、ある程度森が観れるようになったら、またもう一度木々の1本1本について精通すること。

 

それがより深い大枠の捉え方(動作評価)を身につけることに繋がるのではないかと思います。

 

 

今回の講師のお一人、松浦 敦先生のお言葉をお借りすれば

「口の中診て、人を診ず」

 

大切なのは部分だけを観るのではなく、全体を観ること。

 

 

より効率良く、精度高く全体を観るために敢えて部分に特化した学びを得る。

 

そんな咬合セミナーでした。

 

咬合という「木」についての理解を深めることが、動作という「森」を観る眼の向上に繋がるように復習あるのみです。

 

 

 

ちなみに

 

黒猫は確かに毛は黒いです。

 

ですが••••

 

実は地肌の色は猫それぞれです。

 

貴方は黒猫については

 

「毛は観るけど、地肌は観ず」

 

なのかもしれない。

 

黒猫について知りたい貴方にはこちらがオススメです。

 

魅惑の黒猫

オススメの書籍です。

まずは無料カウンセリングをご予約ください

店舗案内・アクセス

〒556-0011
大阪市浪速区難波中2丁目6-12
サウスポイントビル 2階
[営業時間]
平日 9:00~14:00、15:30~22:30(水曜のみ15:30~22:30)
土日・祝日 9:00~20:00
※平日21:30、土日・祝日19:00まで予約受付可能
[定休日]
年末年始・その他

[アクセス方法]
南海線なんば駅2F 南改札口より徒歩1分
御堂筋なんば駅5番出口(タカシマヤ前)より徒歩3分

当施設の詳しいご案内はコチラ

ページトップに戻る