Move anyway トレーナーは機械に仕事を奪われない

Move anyway トレーナーは機械に仕事を奪われない

岡本 雄作さん

先日、関西トレーナー界のトップの一角を担われるHigh Performance Institute(HPI)の岡本 雄作さん

が当施設にお越しくださいました!

2ヶ月前くらいにご連絡いただいてからリスケジュールを重ね、遂にお越しくださいました。

 

お互いの近況

身体について

エクササイズについて

 

短時間ですが、刺激と知識を与えていただきました。

 

岡本さんは先日のブログでも書いたように専門性だけでなく、人間性も素晴らしい方です。

 

凄い方なのにリクエストに応えて写真のようなポーズも取ってくださる心温かい方で、まさに人間力の高い魅力のある方です。

 

move anyway

この時も呼吸や足部についてなどの話になりました。

 

岡本さんのセミナーを受講された方は分かると思うのですが、

 

岡本さんのトレーニング指導 = 精密

 

というイメージがあるかと思います。

 

これには活動されてきたフィールドが大きく影響しているかと思います。

 

医療の現場で活動されてきたからストレングストレーニングというより、運動療法というイメージが先行します。

※ゴールドジムのマネージャーも経ておられるのでストレングスについても抜群です

 

ですがコレクティブ漬けになり過ぎず、

 

「とりあえず立って、ちゃんと動かす事、それで改善が得られることもある」

※川合的解釈による表現のため、若干雑な表現になっています

 

という言葉には激しく感銘を受けました。

 

クライアント様は帰るときには立って、歩いて、その方の日常に戻られます。

 

そのためあくまで理想論になりますが、

痛みなく立って歩いて身体を動かす

そこまでをプログラムに折り込みたいのです。

 

そのためベッドでの手技やフロアでのエクササイズ漬けにならず、

 

ちゃんと立って自動運動をしていただくことが大切だと思います。

 

侵害受容(痛み)は感覚入力を捻じ曲げます。

そのためポジションなり可動域なりを是正し、

痛みなく感覚をインプット出来る環境を作れたら、

内的な感覚に注意深く眼を傾けながら立って身体を動かしていくことで、

 

どんどん新しく多様な情報が入力されていきます。

 

あとは負荷や支持基底面などに変化を与えながら、実際に動いてトライ&エラーの繰り返し。

 

傷害などを除けば

動かさない
運動しない

これに起因し、痛みが起こっている事が多いです。

 

感覚入力が最低限でも得られる身体環境にあるのなら、ドンドン動いていくことが大切だと思います。

 

Inputが出来るのなら、processing-outputもジャンジャン行い、学び、身体を豊かにしていくことが大切なのではないかと考えています。

 

人は身体を動かす事で、

 

特殊感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、前庭感覚)

 

体性感覚(表在感覚、深部感覚)

 

から情報入力を得て、

身体の動かし方
社会や環境への適応

引っくるめて言えば生き方を学んでいると思うのです。

 

トレーナーは機械に仕事を奪われない

 

少し前に

 

○○年後に機械に仕事を取られ、消えてなくなる職業

 

みたいな記事をSNSでチラッと見た気がします。

 

皆さん、これどう思われますか?

 

トレーナー、運動指導者は機械に取って代わられるのでしょうか?

 

僕は

 

一言…

 

「アホくさ」

 

です。

 

文明が発展して便利になり、多くの仕事を機械化し、座業が増え、運動不足になり痛みなどの不定愁訴が増えたのに

 

さらに機械化して

 

「良くしよう!!」

 

って、これ矛盾してません?

 

身体が冷えて、風邪引いて熱出たから、北極に行って身体冷やそう!

 

それくらい矛盾してる気がするんです。

 

先ほども書いたように人間はエクササイズという枠を飛び越えた様々な運動を行う事で特殊感覚、体性感覚を通し、

 

自身の身体の操作

他者や環境との距離感や適応

 

を学んでいきます。

 

そりゃ運動が心肺及び筋の持久力、筋肥大のためのストレスってだけなら機械相手でもいいですよね。

 

マシンがアームカールでネガティヴだけガッツリ負荷掛けてくれて、コンセントリックは補助してくれたら上腕太くなりますよ笑

 

でもそうじゃなくて、

他者が共存する世界で、

環境に適応しながら、

痛みなく、

自分の思うように自分の身体と心をコントロールして、

より良く生きる為に運動するのなら

 

やっぱり機械相手じゃなく、人間と接して運動しないとね。

 

人の向かうところ、トレーナーに求められるもの

 

科学も進歩し、少しずつ人間に近い動きで歩き走る機械も誕生しているようです。

ロボットのランニング動画

でもサーフェイス、ダイレクションの変化も無く、ましてや上肢(パッセンジャー)を切り離していても走るのが精一杯。

 

マルチタスクに歩き、走れないと生活を過ごす中では動作としては成立しません。

 

歩く、走るという事が如何に芸術的な動きかを考えさせられますね。

 

人は便利さを追求し、科学を発展させていきます。

 

ですが、その代償として本来身体が持っていた機能性や動作性を失いつつあるとも言えるのではないでしょうか。

 

痛みを抱え、関節の動きは硬くなり、反射的にバランスを制御する能力が衰えてしまってはまるでロボットのような歩行です。

 

人は科学を発展させるに従い、自らの身体をロボットのようにしていくのでしょうか?

 

仕事を機械に奪われるのではなく、人類が機械のようにしか動けなくなってきているだけなのかもしれませんね。

 

そんな世の中にブレーキを掛けうる職の1つがトレーナーだとすれば、

 

トレーナー、やり甲斐しかねえじゃん!!

 

ですね。

 

だからこそ我々に求められるのは機械では再現出来ない人間性、人間力ですね。

 

明日は香川県でセミナー受講のため、営業終了後にバスで向かいます。

 

自分にとっては参加するだけでも大きな価値のあるセミナーなので楽しみです!

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