原始反射の統合なくして

原始反射の統合なくして

お通い頂いているクライアント様で、

視覚

前庭覚

体性感覚

 

これら全てから感覚入力しても、どうも上手くいききらない時は、やはり原始反射の残存も疑うべきだなと思うことがありました。

 

左の視空間認知

左前庭感覚

左小脳

右大脳皮質

 

これらに機能低下が見られ、左からバンバン感覚入力を行い、右大脳皮質を活性化していくと概ね良い感じになるのですが、やはり過緊張が抜けきらない。

 

そして、カウンセリングで深掘りしていくと幼少期に頭頸部へのダメージを負うような事故を経験されていたりしました。

 

そこで、「やっぱり原始反射残存してんじゃね?」と評価していくとモーロー反射陽性。

 

特にモーロー反射が残存している方は感覚過敏であったり、コルチゾールやカテコールアミンの過剰な分泌が起こります。

 

コルチゾールなどの過剰分泌は当然ながら、副腎を疲労させます。

 

副腎が疲労すると終いにはコルチゾールの分泌が低下し、血糖や血圧のコントロールが上手くいかなくなってしまいます。

 

コルチゾールの分泌が低下するという事は、許容作用により支えられているグルカゴンなどの血糖調整ホルモンも分泌低下するという事です。

 

それにより下がった血糖値を上げる事が出来ず、低血糖症に陥りやすく、そこを埋めるため糖質への欲求が出やすくなります。

 

またカテコールアミン出っ放し状態なわけですから、交感神経優位になり、胃酸の分泌も悪くなります。

 

過緊張の状態は栄養素の吸収ができない状態とも言えます。

 

過緊張気味であり、感覚過敏であるため、原始反射が統合されず残存している状態では社会活動の送りづらさが生じます。

 

脳幹レベルでの反射で過剰に疲れてしまい、”生きづらい”状態。

 

それでも頑張ってなんとかしようとするため、更に疲れやすい。

 

原始反射の残存は副腎疲労にも繋がり、慢性的な疲労感にも繋がります。

 

なので、こういった方の持つ様々な不定愁訴や生きづらさは、大脳皮質を活性化し、原始反射を統合できるようにする必要があります。

 

てなわけで、モーロー反射統合エクササイズをアレンジして幾つか行うとモーロー反射も出なくなりました。

 

あとはこれが統合される事で、この方の身体認知だけでなく、日常での生活にどう変化が出てくるのか様子を追ってみるという感じです。

 

運動だけでもなく、栄養だけでもなく、トータルヘルスケアのプロフェッショナルとして引き出しは広く深くしていきたいなと思います。

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