小脳、小脳、小脳、小脳が好きなんですよ🧠
小脳は驚くほど多くの機能に関わっていて、その1つが運動調節、姿勢制御です。
小脳は大脳と協力して
•筋緊張の維持
•筋収縮のタイミング調節
を行なっています。
つまり筋収縮の開始と停止に大きく関与しています。
「運動開始の遅れ」があった場合は脳の”あの部位”の機能低下を疑うわけですが、小脳の機能低下でも起こり得ます。
小脳障害による運動障害として…
時間測定異常(dyschronometry)があります。
これは筋収縮が正常のタイミングより遅延し、動作開始、動作停止が遅れます。
またそれ以外にも最大収縮までの時間が遅れます。
小脳機能低下も筋緊張を低下させ、動作の開始と筋収縮を遅延させます。
ここでFrans Boschが広めた「マッスルスラック」がふと頭を過ぎるのではないでしょうか。
マッスルスラックとは動作に対して、筋が不活性の状態では筋•腱も弛緩し「スラック:たるみ」の状態にあることを指します。
このスラックが力の立ち上がり率(RFD)に影響し、たわみが大きい程、筋張力と筋収縮力を発揮するのに時間が掛かります。
実際のスポーツパフォーマンスでは最大筋力の大きさより、如何に素速く最大筋力を発揮できるか。
RFDの方が求められるケースも多いです。
出来るだけマッスルスラックを減らすこと、
これがスポーツパフォーマンスの決定に最も重要な要因の1つである。
Frans Boschも著書でそう述べています。
マッスルスラックを制御する上で重要な役割を果たしているのが、「筋の共収縮」です。
Co-Contractionとも言われますね。
Pre-tensing
Pre-activation
Feed-forward
Anticipatory
様々な言葉を用いて表現されますが、総じて言えるのは「予測的緊張」「予備緊張」が必要になります。
はい、そうですね。
ここで「それ、小脳大事じゃね?」となるわけです。
先日書いた「内部モデル」然り。
動作開始の遅延
筋緊張の低下
最大収縮までの時間遅延
これらの小脳機能低下による症状は間違いなく、マッスルスラックへ影響しているのではないかと考えています。
筋緊張の度合いを決めるのは中枢(脳)ですもんね。
というわけで、パフォーマンスへの介入はニューロからという内容でした🧠
もちろん活性化だけでなく、脳の部位別で見れば抑制が必要な部位も出てきます。
そんなニューロからの介入を学べる【運動と感覚の統合:ニューラル•パフォーマンス】。
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