今朝の食事は…
カテ1 2.5ポー(白米、西洋かぼちゃ)
カテ2D 2.5ポー(鶏モモ肉、卵)
カテ3 無視ポー
カテ5 1ポー(無塩バター)
計6ポー 480kcal
落ち着いて食事と呼べるような食事をちゃんと摂ることは、満腹感に繋がるだけでなく
消化管の機能維持に繋がる
脳神経系の活性に繋がる
という話を先日、福岡で行わせていただきました。
満腹感を感じさせてくれるホルモンでもあるとお伝えした
オキシトシン
コイツは幸せや信頼のホルモンとも呼ばれるもので、自律神経系の働きを調節し、ストレス抵抗性を与えてくれるだけでなく、副腎の萎縮を防いでくれます。
オキシトシンは副腎髄質において血流増加を引き起こし、カテコールアミントランスポーターの発現を刺激し、副腎髄質でのカテコールアミン貯蔵量を増加させてストレス耐性を高めてくれるという働きも期待できます。(※1 Stanić D, et al.Psychoneuroendocrinology. 2017.)
つまり家族や恋人などの大切な人と仲良く過ごす事はお腹も満たされるし、「明日も頑張ろう」とか「嫌なことあったけど乗り切るぞ」みたいなストレス耐性。
つまりResilienceを養う事ができるという事ですね。
先日のセミナーでも、食事とはこの
Resilience
ストレス耐性を養う
そのためのものという概念に基づきお話しました。
そして、食事と呼べるようなキチンとした食事を摂れば、CCK(コレシストキニン )という消化管ホルモンが分泌されます。
実はCCKはオキシトシンの分泌を促す事が分かっています。(※2 Ohlsson B, et al. Eur J Surg. 2002.)
つまりキチンとした食事を摂れていれば内分泌系の反応で、自然とストレス耐性が得られるということです。
ダイエット、ボディメイクでもコレは大事です。
満腹感が出る、ということもあります。
ですが、何より体脂肪燃焼(脂肪滴の縮小)のためには、カテコールアミン(アドレナリン.ノルアドレナリン)が脂肪細胞にあるレセプターにキャッチされる必要があります。
コレが起こらなくては体脂肪燃焼は起こらないわけです。
カテコールアミンの枯渇が起こっては何があっても体脂肪は減らないとも言えます。
オキシトシンには、そのカテコールアミン貯蔵量を増加させてくれる働きがあるわけですから、こりゃスムーズなダイエットにもオキシトシンの分泌は欠かせないわけですね。
ですが、闇雲に食べても上手くCCKが分泌されてオキシトシン分泌も刺激されるわけではありません。
そう、CCKの分泌を促してくれるのはたんぱく質(アミノ酸,ペプチド)、長鎖脂肪酸なんです。(※3 Liddle RA. Am J Physiol. 1995.)
ということは、つまり動物性たんぱく質がいいわけですが、それだけでなく…
体内と腸内pH、TMAO、他の消化管ホルモンなど様々な観点から考えても…
肉、魚類と食物繊維はセット!!
これが良いわけです。
つまりカテ2とカテ3はセットが理想ってことですね。
そして、このまま副腎(Resilience)ベースで栄養素を考えると、低血糖に陥りカテコールアミン、コルチゾールを無駄に分泌してしまわないように…
カテ1(でんぷん)、つまり細胞のための栄養素を摂って血糖値を適切に維持する事が大切です。
血糖値はヒトの細胞にエネルギーを与え、ストレスに打ち克つためのパワーの源という考え方です。
そのパワーを得る為にカテ1も忘れずに。
カテ1.2.3は毎食に摂りたい食品群です。
食事、栄養で人の心も身体も出来ています。
だからまさに「未来をつくる」。
食べたもので過去、現在、未来の自分の身体は出来ていて、まさに1つの道のように繋がっています。
空手道、柔道、華道。
様々な”道”には型があり、型の中には基礎や基本が詰まっていています。
そして、基礎を極めれば、それが極意になる。
栄養を道とするならば、カテ1.2.3を揃えた食事。
これが型になり、基礎であり、極意となり得るのではないかなと個人的に考えています。
細胞のエネルギーとなる糖質(でんぷん)。
神経伝達物質、内分泌、酵素、様々なタンパク質となるたんぱく質。
細胞膜を構成し、脳のミエリン鞘を作り神経伝達を円滑にしたり、Resilienceの象徴 副腎皮質ホルモンの原料となる脂質(様々な脂肪酸やコレステロール)
ヒトの身体を共に構成する腸内細菌のエネルギーとなる食物繊維(特に水溶性)
カテ1.2.3を摂れば、これらが満遍なく摂れます。
これを極意と言わずして何と言う、そう感じます。
その上、オキシトシンまで分泌が促されちゃいます。
人生という長い道を健康に生きるための秘訣は、落ち着いてキチンとした食事を摂る。
その中にあるのかもしれませんね。
セミナー準備でバタバタして積ん読になっていたこれらとカンデル神経学、そして栄養コンシェルジュのマテリアルをしっかり読み込めば、もう何段階かレベルアップできそうな気がします^_^
※1 Oxytocin in corticosterone-induced chronic stress model: Focus on adrenal gland function.
※2 Cholecystokinin stimulation leads to increased oxytocin secretion in women.
※3 Regulation of cholecystokinin secretion by intraluminal releasing factors.
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