PCS:脳震盪後症候群にお悩みの方は脳の機能検査を

PCS:脳震盪後症候群にお悩みの方は脳の機能検査を

【脳震盪後症候群:PCS(Post-Concussion Syndrom)への前庭覚と視覚からの介入】

 

SEM(サッケードアイムーブメント)を評価することはメンタルに問題を抱える方だけでなく、PCSに対する評価としても合理的ではないのかと考えることが出来ます(Carrick FR, et al. Psychiatr Danub. 2019.)

 

僕自身もこの数ヶ月で脳震盪を発症から数年経っているのにめまい、疲労感に代表されるPCSに悩む方のセッションを行ったり、そういったクライアントを抱えているトレーナーからの相談を受ける機会があります。

 

そういった方に視覚や前庭覚の評価を行うと明らかな機能障害を示します。

 

いわゆるCT,MRIなどの画像診断では問題がないのに機能評価をすると明らかな問題を示す方々です。

 

僕自身のセッションでの実体験としても、そういった方々へ視覚、前庭覚を経由して脳に入力を入れるプログラムに効果を感じています。

 

対照群を作ろうにも脳震盪起こしている事が前提になるので、スポーツ時に脳震盪を起こした後に6ヶ月間以上PCSに悩まされた患者に対してのみ視覚、前庭覚からの介入(Head -eye Vestibular motion therapy)5日間行った結果、PCS症状に対して優位な改善を示しました(Carrick FR, et al. Front Neurol. 2017.)

 

ですが、SEMの評価だけでは様々なデバイスを用いた評価では実に稀なケースですが悪化を示すケースもあります(Carrick FR, et al. Biomed Sci Instrum. )

 

これはおそらく視覚にフォーカスした評価ではPCSの寛解に対して不十分であることを示す結果なのではないでしょうか。

 

そこで求められるのは視覚だけでなく包括的な脳の機能検査ではないでしょうか。

 

ぜひ皆様もPCSやメンタルヘルスに難を抱える方、Developmental Disorder(いわゆる発達障害)に悩むお子様やご家族をクライアント様にお持ちの方は可動域検査や画像診断だけでなく、脳機能の検査を行ってみてくださいませ。

 

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