大脳基底核:動作のブレーキとプログラム

「小脳を愛する男は大脳基底核に浮気する」

はい、そのように確信しております。

先日の投稿通り小脳を愛しています。

ですから”運動プログラミング”へ共に働く大脳基底核にも心奪われてしまうのです。

皆様が今、スマホなんぞを弾きながら「○○しよう」と意図した時に運動企画を行うのが前頭葉です。

この指令は皮質脊髄路を介して末梢へ伝えられます。

その大雑把な指令に正確性や繊細さを与え、”巧み”な運動プログラムへと加工するのが….

小脳&大脳基底核

Basal ganglia が大脳基底核です。

です。

この2つは働きは似ている所もあります。

大脳基底核特有の機能を挙げるとすれば、「動作のキャンセル」です。

つまり運動指令が下った時に

「不必要な動きへブレーキをかける」

という運動制御を行い、洗礼された運動プログラム構築を担当します。

ですから大脳基底核の損傷や機能低下では「不必要な不随意運動」が抑制できなくなります。

その結果として…

振戦(特に静止時)、固縮が起こり、

歩行困難

動き出しが遅い

小声(構音障害)

小字症

嚥下障害

などの運動緩慢症が出現します。

これ、パーキンソニズムでありMovement Disorder(運動障害)です。

パーキンソニズム(パーキンソン病の症状)を持つ方の多くは”便秘”であったり、運動だけでなく栄養も統合したサポートが功を奏す可能性があります。

ここで注目されているのは

グルタミン酸

CBDオイル

ですね。

運動と栄養を統合した介入は、より多くの方のヘルスケアを行えるかもしれない。

そんな良い例です。

僕が大脳基底核へ浮気するキッカケにもなった

【大阪開催:運動と感覚の統合:ニューラル•パフォーマンス】

講師:近藤 拓人

は今週末の8月15-16日開催です。

(仙台開催は8月29-30日です)

新型コロナウィルス感染拡大の対策を行った上で開催されます。

前庭、小脳、大脳基底核が好きな方は必見です🧠👂

目眩と振戦が起こるレベルの運動療法が学べます(いや、あかんがな)。

既にお申込みの皆様、ご都合の合う皆様。

当日は僕もご一緒させていただきますのでどうぞ宜しくお願い致します🙇‍♂️