感覚統合 wantsはtaskと共に

感覚統合 wantsはtaskと共に

応用行動分析学(ABA)を学びに

 

2ヶ月に1度のペースで開催されている応用行動分析学を学びに、今回も•••

 

 

大阪 今川駅にあるアイオライトにお邪魔させていただきました。

 

応用行動分析学は自閉症児や発達障害児童の問題行動を改善するのに用いられます。

 

神経発達の障害であるならば

 

当施設のクライアント様がこのABAセミナーを主催されています。

 

そのお方から見せていただいた書籍がこちらです。

 

人間脳の根っこを育てる

 

発達障害は神経発達の障害です。

 

帯の部分にメチャクチャ興味深いことが書いています!!

 

要は感覚統合療法ってことです。

 

ちなみにこの書籍、corrective exercise essentialの内の2つ。

 

Rolling (寝がえり)

 

Breathing (呼吸)

 

これらのメリット、「why」を上手くクライアント様に伝えられない方はオススメです。

 

ほぼ専門用語なく、分かりやすく、腑に落ちやすく書いてくださっています。

 

感覚統合

 

感覚統合療法はアメリカの作業療法士 エアーズなる方が学習障害、自閉症などの発達障害児童のリハビリテーションとして提唱したそうです。

 

そもそも感覚統合とは•••

 

触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚のいわゆる五感。

更に固有受容覚、前庭覚など。

 

様々な感覚が感覚器官を通して中枢へと入ってきますが。

 

これらを調整し、統合して処理することを感覚統合いうそうです。

 

それらが適切に行われることによって、

 

巧みに身体や道具を操れたり

 

他者や環境と上手く距離感を保てたり

 

円滑なコミュニケーションが取れたり

 

 

環境に上手く適応していけるわけですね。

 

社会的な面でみれば、円滑なコミュニケーション。

原始的な面でみれば、生存に必須ともいえます。

 

如何にして外界から得た情報を中枢で処理するかということです。

 

どの感覚が発達しているか。

 

そういったモノも関与して、どんなキューイングが各クライアント様に有効なのかも変わってきそうですね。

 

 

作業療法と理学療法

 

ざっくりと表すと

 

理学療法は•••

機能回復のための身体リハビリテーション

 

作業療法は•••

 

社会適応に向けた心と身体のリハビリテーション

 

となるようです。

 

我々、パーソナルトレーナーに必要、求められる要素は後者の作業療法的なものかもしれません。

 

理学療法は基本動作の回復•維持の訓練です。

 

つまりMovementです。

 

これは我々、パーソナルトレーナーとしては大いに勉強すべき部分です。

 

 

ですが、社会とコミュニケーションを図る、適応するためにはそれだけでは不十分です。

 

※上記は誤解を招きそうな書き方ですが、理学療法士の方々の仕事に対しての言葉ではありません。

誰かを誹謗したりする文ではありません、ご理解くださいませ。

 

 

 

Movementを土台としながらも、

 

知人と話しながら歩く

 

キャッチボールをする

 

人間の日常生活をこなすだけでも多種多様なtask(仕事=作業)が求められます。

 

Movementだけでは不十分で、そのtaskをこなす能力が求められます。

 

その能力を養うために感覚統合はキーになるものかと思います。

 

Wantsはtaskと共に

 

パーソナルトレー二ングのゴールの1つは

 

クライアント様が望んでいたwantsを手に入れることだと思います。

 

先日、受講した小林 俊夫先生のセミナーで素晴らしいお話をシェアしていただきました。

 

そこそこ高齢の男性クライアント様

 

娘さんのウェディングでバージンロードをしっかり歩きたい

 

そんな方へのセッションにおける体験談でした。

 

そういった依頼で•••

 

FMSで14/21 (raw score2)以上にして

 

片足で立てるようにして

 

歩行訓練して

 

どうでしょうか?

 

それでOKでしょうか?

 

 

バージンロードでは

 

新婦とストップ&ゴーを繰り返しながら歩きます

 

人の目に晒され緊張するでしょう

 

今であればスマホのシャッター音も鳴り響くでしょう

 

娘さんと過ごした日々を思い出し感極まるでしょう

 

そういった自身の感情、外界からの影響も受けながらバージンロードを歩くというtaskをこなします。

 

そして、そのtaskを生涯に渡り輝く素晴らしい思い出にすること。

 

それこそがクライアント様のwantsだったかもしれなかったわけです。

 

そう思うとwantsはtaskと共にあるのかもしれません。

 

 

あくまで、”歩く”というmovementはtaskをこなすための必要条件の1つでしかありません。

 

つまりneedsです。

 

Movementは健康な身体には必須ですが、やはり我々人間にとってはneedsに過ぎないでしょう。

 

Anatomy,movementを学び続ける事も大切です。

 

ですが、クライアント様のwantsを見つけ出す事を常々忘れないようにしたいと思います。

 

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