例えば山のような自然環境に帰ることは痛みの緩和や姿勢改善に繋がります。
というのも脳の脳幹部分にある橋と延髄の部分はPMRFと呼ばれ、痛みの抑制や猫背にならないように働きます。
合わせて内耳にある三半規管や耳石器を通した感覚入力は前庭神経核を介して、姿勢をシャキッとアップライトに保つ役割も担ってくれます。
これらの活性化には
歩行
手を伸ばす
などの動作が関わります。
そして、頭に加速度がかかることが大切ですのでずっと一定のテンポで走り続けるより、
歩いたり
走ったり
止まったり
斜面を登ったり
下りたり
する方がより前庭には刺激が加わります。
ですが、痛みを抱える、不調を抱える現代人は極度な感覚欠乏により、それらの感覚入力をいきなり受けては受容できず恐怖や痛みにすらなりかねません。
自然環境と触れ合うことは心と身体のリフレッシュになりますが、既に痛みや不調が慢性化している方の場合はそれらの恩恵を受けるためにはパーソナルトレーニングなどを通して、感覚リハビリテーションが必要かもしれません。
感覚とは、世界を知るためのもの。
運動とは、世界と関わるためのもの。
感覚の欠乏は外部環境から切り離されてしまった状態でもあり、距離感や空間把握の損失にもなり、自己定位にも影響を及ぼします。
お子様の発達に問題を抱えておられる親御様も一度、感覚の欠乏を補う運動療法を試されてはいかがでしょうか。
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