最近、Frans Boschの書籍などを読むにつれてローディング&アンローディング(SSC)というものへの考え方が変わってきています。
SSCの説明は割愛します。
SSCが起こる際に求心性ニューロン(Ia感覚ニューロン)が筋紡錘から脊髄に届く時間が
70-120msec(0.07-0.12秒)
反対に遠心性ニューロン(α運動ニューロン)が筋に届くまでも
70-120msec(0.07-0.12秒)
早くても計140msec(0.14秒)
EBFA BTSでは腓骨筋についてのみ書かれていますが、求心性54msec,遠心性74msec。
計128msec(0.128秒)
それに対して内反捻挫が起こる速度は
80msec(0.08秒)
神経伝達速度すら傷害発生に間に合ってないんです•••
そして、こちらの
muscle slackが発生している時間帯は更に短く
20msec(0.02秒)
傷害発生速度にしろ、muscle slackの発生速度にしろ、事が起こってからではぜーんぜんSSCも間に合わないわけです。
そして、実際の爆発的なスポーツ動作では筋長が”伸ばされる”ということはそれほど起こっていないのではないでしょうか。
NBAのDunk contestでプレイヤーが大きく身体を屈めて跳ぶわけでもありませんし、
爆発的なスポーツ動作で大きなエキセントリック動作というの基本的にはありません。
例えばパンチもこんな反動を使うわけではありません。
1発目は大振り過ぎて当たりませんね。
カメラからはみ出すため踏み込んでませんが、実際に当てるためには極力ノーモーション(ローディングなし)が重要です。
そのため大きな大きなローディング動作はありませんが、2発目は打つ前には右母趾から足底にかけては常にテンションを感じています。
そして、パンチのトリガーは右母趾というイメージでテンションをリリースするようにpushします。
パンチもそうですが、
ジャンプ
スプリント
その時に起こるmuscle slackに対して所謂
“バネのあるアスリート”
はどのように対処しているのでしょうか?
それに対しては様々な方々がsynonyms(同義語)を用いて説明しています。
Co-contraction
Pre-tensing
Pre-activation
Feed-forward
Anticipatory
上記のように表現できる等尺的な筋活動により弾性エネルギーをストアすることでslackを減らして、推進力に変換していきます。
そして、推進力の産生にはpush-off時のリジッドな足部は欠かせません。
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