先日、受講しましたセミナーをもとに復習がてらまとめてみようと思います。
骨盤帯をトピックに、如何にそれを日常生活レベルの向上へと繋げるのかという点で書いていこうと思います。
まず私達は決して逃げることのできない環境という外力(重力、地面からの半力)に晒されています。
歩行という日常でトップクラスに多い動作も床半力(外力)の活用により成り立ちます。
そして、歩行動作では適切に床半力を受け止め、足部から骨盤以上へ伝えるためには少し稚拙な言葉になりますが
“骨盤の安定性”
これが肝要になります。
歩行動作で必要な片脚支持(重心移動)と股関節伸展を作るためにも
ZOAの獲得
腹腔の安定
つまり骨盤の3面での安定がキーです。
ですが、それを阻害する大きな要因となる”過緊張”
まずはこれを取除くことが大切になります。
構造的左右差だけでなく、
Cortical lateralization(脳の側性化)、
生活習慣(個人特異的な習慣による身体の使用や活動)
などからくる機能的左右差は体性感覚、視空間認知(眼で見た情報の脳での処理)、前庭覚の稀薄化や歪みなど感覚のミスマッチとなり、それが過緊張へと繋がります。
そして、それは過剰な呼吸へと繋がりますし、もちろん栄養状態の悪化から起こる酸素運搬能の低下による呼吸機能(内呼吸.外呼吸)の低下も過剰な呼吸へと繋がります。
これが口呼吸の慢性化であれば、更に慢性炎症状態へと繋がり、それは過緊張の強化へと繋がります。
栄養面から見ても、運動面から見ても、口呼吸の改善は最優先になり、ZOAの獲得や腹腔の安定にも呼吸が大切になってくるわけですね。
そのため呼吸から介入(呼吸数を減らす、呼吸ポジションの獲得)をし、緊張の抑制。
次に矢状面での骨盤の安定化を得るために腹筋群とハムストリングの活性化。
合わせてCortical Lateralization(言語中枢の影響)や半球間抑制により、過剰な右荷重に寄りやすいのを左荷重も取れて、歩行に必要な片脚支持を両側で取れる(Neutralityの獲得)ようにするため、左側からの求心性入力をスタック。
Neutralityが得られたら、その時には万能エクササイズとも言えるウォーキング(歩行)に繋げる。
冒頭の内容に戻りますが、歩行は環境に上手く適応でき、外力を利用出来るようになりさえすれば最強のエクササイズとも言えます。
むしろ運動という点から見れば、多様な環境下で歩行をする機会が減ってしまった事。
それが現代人が不定愁訴(腰痛や肩凝り)を抱える大きな要因ではないかと思います。
運動不足を感じる方は是非色んな所、特に自然豊かなリフレッシュ出来る所へ歩きに出かけて、ストレスから解放される事をオススメ致します。
きっと腰痛や肩凝りなどの最高の予防になるでしょう。
歩くと膝や腰が痛む、すぐ疲れてしまう。
そんな方は今まで書いてきたように感覚入力の稀薄化や歪みにより自己定位が出来ず、過緊張になっている事が考えられます。
そんな方は一度パーソナルトレーナーにご相談してみては如何でしょうか。
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