【頚部痛、肩凝りの改善には生活習慣の変容が必要】
さてさて現在、この投稿をスマホでご覧いただいている方が多いかと思いますが、皆様ご存知のようにスマホの過剰使用は頚部痛、肩凝り、不良姿勢に繋がります。
そこで胸椎や肩のストレッチ、呼吸エクササイズをやっても根本解決にはならないのです。
これは上記のエクササイズに励むことが無意味ということではありません。
失ってしまった可動域を取り戻したり、過剰な交感神経の働きをリセットするのに大変有益ですし、それにより疼痛は緩和されるでしょう。
ですが根本解決にはなり得ないでしょう。
そもそも頚部痛や不良姿勢の根本原因は
「手元のスマホを長時間見続けること」
これです。
視覚が開眼時の姿勢制御に及ぼす影響は強く、
視覚70%
体性感覚20%
前庭覚10%
の割合と言われます。
手元のスマホを見るためにはいわゆる頭部前方姿勢になりやすく、手元にピントを合わせ続けるために内眼筋、外眼筋共に緊張し続けなくてはいけません。
これらは当然、頚部筋の緊張に繋がり、そもそもこれが恐らく根本原因でしょう。
そう、この「長時間スマホをイジる」というココに行動変容を起こさなくてはいけません。
行動変容を起こすためには”思考”を変えなくてはいけません。
では思考とは何でしょうか?
それは”脳内の代謝”とも言えます。
認知、行動(Behavior)を変えるには、臓器や系(Network System)の働きを変える必要があり、それを変えるに細胞(Cell.Neuron)レベルの変化が必要です。
そして、細胞レベルの変化を起こすには分子や遺伝子(molecules.gene)レベルでの変化が必要です。
我々は運動や食事といった”行為”を通して様々な系が働き、細胞の代謝を起こし、分子レベルで変化を起こそうとしているとも言えるのです。
運動や食事を通して分子レベルで変われば細胞の代謝に変化も起き、それが脳内であれば中枢神経系の働きにも変化が起こり、認知や行動にも変容が起こるということです。
そして心を作っているとも言える神経伝達物質の生成を考える上で、特に慢性的な不調を持っている方の場合は遺伝子(Gene)の部分も考慮しなくてはいけません。
行動や感情のコントロールに必要なセロトニン、集中力や覚醒のために必要なドーパミンやノルアドレナリンを生成するためには葉酸、鉄、ナイアシン、VB6などが必要になりますが忘れてはいけないのはBH4(テトラヒドロビオプテリン)です。
このBH4が不足しては細胞内での代謝として神経伝達物質が生成されず、結果として認知や行動の変化が妨げられてしまいます。
栄養は心や人生作ります。
そして、とあるGene Expression(遺伝子の発現)に問題を抱えてもBH4は十分に作れなくなります。
それが葉酸回路内のMTHFR A1298C(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)の遺伝子変異です。
MTHFR A1298Cに遺伝子の変異があるとビオプテリン回路内でのBH4の生成が抑制されてしまいます。
慢性的な不調を抱えるクライアントにより深く運動と栄養を統合した介入を行い、認知や行動を変容するためには遺伝子レベルで考える必要がある人もいるでしょう。
万人がそうではなく、多くの方にはまずは食生活の改善レベルが必要なんですけどね。
長時間のスマホ操作による頚部痛を改善するには生活習慣自体の変容が必要であり、そのためには行動を変える必要がありますが、最深部まで潜れば分子、遺伝子レベルでのアプローチになります。
冗談みたいですけど、ちょっとした隙間時間に掃除したり買い物に行くのが億劫だ。
ついつい部屋に服を脱ぎ散らかしちゃう。
そんなのは副腎疲労の証拠ですからね。
性格とか癖じゃなくて、そういう思考をする臓器の状態や脳内の代謝になっているんです。
運動と栄養を統合した介入でクライアント様の脳内の代謝を変え、思考と行動を変えて行動変容を起こしていきましょう。
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