足部は以下より構成されます
【前足部】
中足骨より遠位
【中足部】
舟状骨、立方骨、楔状骨
【後足部】
距骨、踵骨
最も重要になるのが”後足部”
足部の持つ大切な2つの役割が
【推進力】
【衝撃吸収】
推進力を生み出すための剛性
衝撃吸収のショックアブソーバーとしての柔軟性
後足部はこれらの機能調節の基点である。
上記の機能の要ともいえるのがトラス機構、ウィンドラス機構であり、その中で重要な役割を担う足底筋膜は踵骨に付着する。
ここに後足部の重要性が現れている。
そして、もう1つ大切な足部の役割は地面からの感覚入力のセンサーである。
これら全ての役割は足部アライメント(足部形状)に依存する。
ポジションファーストであり、ストラクチャーファーストである。
足部で姿勢制御に関する要素は
足部形状(骨格:アライメント)
足部筋群(神経筋系)
足底感覚(深部感覚)
である。
筋系は骨に付着し、固有感覚受容器は軟部組織や関節周囲に存在する。
つまり足部形状は神経筋の発火シークエンス、足部からの感覚入力に影響を及ぼすということであり、
足部形状は足部筋群、足底感覚に先んずるということ。
では足部形状を整えるためにトレーナーに何が出来るのか。
1つはインソール(足底板)を入れること。
他に何かないのか?
後足部を構成する距骨には筋の付着がない。
ということはポジションも軟部組織の張力ではなく、パッシブに決められる要素が多いということではないか。
動きを制限する要素の中に”空気圧”がある。
つまり呼吸不全だ。
呼吸不全は重心をシフトさせる。
前額面だけでみれば、L-AICは右に重心をシフトさせて右股関節を内転させる。
そして、それはより下位に連鎖する
結果、呼吸不全は足部のインスタビリティへと繋がる。
だが足部もまた然りだ。
障害や繰り返される姿勢や動作に起因し、地面からのフィードバックを適切に受け取れなくなった足部は自律神経系に影響を与える。
結果として、足部の不安定は筋の緊張を生み出し、呼吸パターンに影響を及ぼす。
人間の身体は複雑かつ神秘的なシステムだ。
だからこそシンプルに捉えるべきだと思う。
ボンヤリと全体を観る。
スクリーンにかけ、スコアリングしている中で全体をボンヤリと観る。
スクリーンのスコアが自然に答えを教えてくれる。
だからこそ「俺なんかにゃ何も分かんねえわ」と開き直って動作を観る。
そうすることで逆に観えてくるものが多い。
下顎の位置すらも重心に影響を及ぼす。
足部に限らず、人の身体は本当に不思議で自分などには分からないことだらけだ。
だがセミナーなどを受講し、得た知恵でクライアント様とその家族を笑顔に出来るのは楽しい。
まずは無料カウンセリングをご予約ください
店舗案内・アクセス
〒556-0011
大阪市浪速区難波中2丁目6-12
サウスポイントビル 2階
[営業時間]
平日 9:00~14:00、15:30~22:30(水曜のみ15:30~22:30)
土日・祝日 9:00~20:00
※平日21:30、土日・祝日19:00まで予約受付可能
[定休日]
年末年始・その他
[アクセス方法]
南海線なんば駅2F 南改札口より徒歩1分
御堂筋なんば駅5番出口(タカシマヤ前)より徒歩3分