小林 俊夫先生による
【Bodyworkの本質】
というセミナーを受講しました。
実際には
【パーソナルトレーナーの本質】
とでも呼ぶべき内容でした。
ご自身の経営されるimokのミッションのため、どのようにbodyworkを取り入れているかをご指導いただきました。
imokのミッションとしてあげておられる
“自らがやりたくなるような運動サポート”
そのためにも指導者はクライアントのwantsとneedsを取り違えてはいけない。
Needsは指導者がクライアントを観て決めるものである。
Wantsはクライアントの心の内にある望みであり、言語化出来なかったり、形として他者に伝えづらいことを指導者がクライアントの中から引き出すもの。
一部の方はwantsを上手く言語化出来ているが、トレーナーが逆にそれを複雑化したり、取り違えたりしている事も多々あると思う。
運動学習的な観点から観ればwantsは”情動”的なところがあるのではないだろうか。
一瞬の湧き上がる情動のため、クライアントは形にしにくいという側面もあるのではないだろうか。
だからこそ長くも続かないのかもしれない。
一瞬の情動のように言葉にしにくい欲求(wants)を認知させ、”理性”という高次な認知機能の中に留めておけるようにする。
そのためにセルフエフィカシー、リコグニション、コーチングスキルを用いて、”自らやりたくなる運動サポート”を提供する。
そして、そのサポートがクライアントが本来持っていたwantsに繋がるようにする。
まさにパーソナルトレーナーの本質である。
パーソナルトレーナーの職務を一言にすれば
クライアントを幸せにすること
これである。
一部のS&Cはこういう言葉に否定的かもしれない。
だが、自分もパーソナルトレーナーの職務はコレであると思う。
乳児が動作を起こし、学習する起源には”情動”がある。
情動から興味が湧き、視線、手足を動かす。
視覚、外皮を通して得た情報は中枢へと送られて学習をする。
つまり運動学習だ。
そして、そのフィードバックがポジティブなものであれば学習の速度は増す。
クライアントがやりたくなる運動=情動に訴えかける
Motor learningにおいて情動は大切な要素だと思う。
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