症状を診るのではなく、患者/クライアントの身体、動作、日常生活を観る事が大切。
これは特に初期のカウンセリング時に当施設で大切にしている事です。
NeedsとWants然り、本当に大切な事は見落としてしまいがちです。
クライアント様本人でなく、症状に対処する指導は例えば…
「腰椎ヘルニアだったんだけど、だいぶ痛みもマシになったから、医者から運動しなさいって言われたの〜」
という方が来られた時に
「腰椎ヘルニアはモモ裏のハムストリングスという筋肉が硬いからなりやすいです、モモ裏ストレッチしましょー!」
という感じですね。
これは色々NGすぎますが、
この1例のように•••
腰椎ヘルニア = モモ裏ストレッチ
というように人を観ずして改善を探そうとしてはいけません。
というよりコレは危険です。
例えば下背部(腰回り)の安定性がユルユルな為に腰椎ヘルニアと”診断”される方もおられます。
そんな方にモモ裏のストレッチを指導したら、逆に下背部が更に引き伸ばされて悪化!!という事も起こり得ます。
同じ腰椎ヘルニアという”診断”に対しても必要な事は違うんです。
症状だけを追い、クライアント/患者様自身のお身体を見逃すと改善どころか悪化させかねません。
“診断”とさっきから強調するように1症状に対して、異なるフィールドの人間がある程度の共通の理解を得やすいように、診断して分類しているだけです。
診断はあくまで起こった結果の呼び名であり、我々はなぜその”結果”が起こったのか。
その発生機序と根本の原因にフォーカスし、改善のプランを練るべきかと思います。
エクササイズそのものはサプリメントのような役割にしかならず、イスを変えたり、生活習慣を変えたりする事が根本の改善となる事もありました。
こういった考えは
指導者対クライアント様
の関係性では広く知れ渡っていることです。
ですが、
セミナー講師などを務める機会があるとトレーナー/治療家といった専門家の中からも同じような事を聞かれる事があります。
指導者対指導者でも•••
〇〇の症状の人にはどうすればいいですか?
〇〇が痛い人にはどうしますか?
う〜む、
「How to」が知りたい気持ちもよく分かりますが•••。
いや。
いや、分からない。
やり方や手段には興味ないんですよね。
FMSやDNSなどを受講した時も興味があったのはその背景や屋台骨ですからね。
講師の方が持つ、トレーニングに対する哲学にあたる部分。
それが聞ければ満足だし、自分の知らない機能解剖や生理学的な話が聞ければ大興奮です。
「How to」といった近道のようなものを探す事。
近道を探そうとするその行為自体が回り道。
できるだけ真摯にトレーナーという道を歩みたいものです。
真摯、真剣と言えばこちらのお方。
村上 佳菜子インストラクター
最近は当施設でトップクラスのモチベーションでトレーニングに励まれています。
栄養にも興味を持たれて、コツコツ頑張られています。
ボディメイクにも近道はなく、一歩一歩が大切ですね^_^
当然一般の女性よりも活動量が多いため、アイスクリームもほどほどに楽しみながら頑張られています。
プッシュアップ(腕立て伏せ)をキレイなフォームでサクサクやられるあたりは流石です。
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