先日のトレーナービアガーデンでも話題に上がったMCSについて書いていこうと思います。
現在運用している中で自分の感じること、思うことを書くだけですので鵜呑みにされないように(^^;;
最近、ブログでこの類似点という言葉を乱用している感がありますね(^^;;
もちろん思考停止状態で乱用しているわけではありませんよ。
話を戻し•••
MCSはFundamental Capacity Screenの構成要素として発表され、
FMS、SFMAを採用している指導者から注目されています。
新しいスクリー二ングが発表された!!
新しい!!
とはいえ、これは全く未知なるものでしょうか?
誰かから詳細にティーチングしてもらわなければ全く手に負えないものでしょうか?
そもそも
“評価”
という時点で人の身体ありきですし、評価ツールそのものに振り回されてはいけません。
既にある情報、既にある評価ツール
これらとの類似点を見つけ、MCSについて考えていきましょう。
幸いにもFunctional Movement Systemsは全てを上手く体系立てて下さっているので、突破口を探す事が出来ると思います。
MCSもFMSと同じくスクリーニングです。
※Modified FMSはLower body MCSも含む
名前の通り、FMSと同じく
“スクリーニング“
という位置付けです。
つまり根本的には
「何をさせてはいけないのか」
コレを見落とさないためのものであり、
重要ではない問題に時間を割き過ぎないためのものです。
スクリーニングは問題点、原因を特定するためのものではありません。
ではMCSは何をすべきではないかを観ているのでしょうか?
以下はFMS社のFMS資料のappendixより引用
The Motor Control Screen (MCS) is a balance test designed to challenge an individual’s single limb competency or quality.
The Motor Control Screen (MCS) determines whether a person has the minimum level of motor control with body weight to allow maximal adaptability for human performance.
ということからMCS(特にLowerの場合)は被験者が
一側の肢で片脚立位、及びスプリットスタンスでウェイトトレーニングを安全に行うための最低限のモーターコントロールを有しているか
これをスクリーニングしているとも言えるのではないか
と考えています。
という考察のためスクリーニング時にLower MCSを行い、
▪︎カットオフスコアをパスしない
▪︎4センチ以上のアシンメトリーを持つ
という方はスプリットスタンスなどのウェイトトレーニングは指導しないようにしています。
とはいえコレクティブエクササイズに取組めば皆様、再評価でパスされるんですが(^^;;
でも
「MCSでパス出来ない時、どうすりゃいいの?!」
という事に悩んで採用出来てない方もいるのではないでしょうか?
診察はするけど、何を処方したらいいか分からない医者
これと同じなわけですね。
こういう状態なら当然ながら医院は閑古鳥が鳴きますよね(^^;;
繰り返しになりますが、MCSはスクリーニングでありModified FMS(Lowerのみ)の一部です。
なら、Assessmentすればいいんです。
そうすると僕はほぼ皆様、SFMAでDN(DP)が見つかりました。
可能な限りコレクションすると、幸いにもMCSにもトランスファーされてパスされました。
部分の和 = 全体ではありません。
身体の部位すべて(部分の和)に問題がなければ、動作パターン(全体)に問題がないわけではありません。
※動作パターンが改善されれば、それで量的要素が向上するわけでもありません
ですが、全体(動作パターン)に問題がある場合、身体の部位どこか(部分)に問題があることが多いのではないかと考えています。
この資料の示す通り
output(movement=全体)に問題がある場合
どこかの部分のmobility,motor controlに問題があるのではないでしょうか。
ならば、SFMAを用いて
assessment→collection
という感じで対処すればいいのではないでしょうか。
もちろん部分が改善されたからといって、全体も改善するわけではありませんが。
忘れてはいけないのは我々がすべきことは
MCSのスコアを伸ばす事ではなく、
クライアント様が少しでもwantsの達成へと近づくためのサポートをする
それが我々の仕事だということですね。
長々と書きましたが、
MCSを採用してどうこうしてますというのが指導者側のエゴになってはいけませんよね。
幸いにもPM PerformanceではMCSを取り入れることで、
クライアント様が御自身の身体への気付きを得る
Wants達成のための情報が拾えた
などなどありますので今後も採用していきます。
前回の記事で書いた
我々自身がパーソナルトレーナーを生涯の職とし、人生を終えた最初の世代になる
という言葉。
共感いただいた方もいて、心強い限りでした。
ただこのハードルは低くはない。
なぜなら僕の場合、そのためには
“家族を守り、家族みんなが幸せだと思える時間を創ること。
そして、そのための時間的余裕と経済力を持てる施設を創ること。”
これは必須事項になります。
それだけならどうにでもなりますが、スタッフも守っていかねばなりません。
※まだいませんが•••
スタッフが
親孝行したり
恋人作ったり
結婚したり
子供を授かったり
そんなことをする金銭的、時間的な余裕のある職場を創る。
それがスタッフを守るって意味にもなるんじゃないかと思います。
PM Performanceに勤めるスタッフが
両親を旅行に連れて行ってあげれない
家族が病気になったけどお金がなくて何もできない
そんな状態には絶対にしたくありません。
僕がトレーナーとして生涯を生き抜くためには
自分の周りの人間とその人に関わる人。
その人達全てを幸せにする事が求められます。
自分の思うような人間、トレーナーになる道は険しい。
でも、自分の生きる道が
クライアント様のwants達成のサポートをし、
そこから得た報酬で、
自分の家族、スタッフとその家族を幸せにできる。
周りのみんなを幸せにしていくことができるなら。
それなら命の張りがいのある道ですよね^ ^
そして、自施設の1番のサポーターでもあるクライアント様が
「ずっと通い続けるからね」
「生涯顧客になります」
「トレーナーやめないでね」
なんて言ってくださるもんだから、
絶対トレーナーで飯食っていくしかねえっ!ってもんですよね。
もう走り出して
応援してくださる人がいて
守るものがあって
自分が好きな事なんだから。
誰かに止められても、批判されても、やめさせられても、
それでも絶対に辞めるわけにはいかない天職。
それが我々にとっての「トレーナー」ってもんじゃないでしょうか。
如何でしょうか?
施設オーナー(社長)兼トレーナーの方には共感いただけた方もおられるのではないでしょうか?
オーナーはつらいよ?
いやいや、サイコーですね!!
自分の好きな事(運動指導)で、社会も身近な人も健康で幸せにしていける仕事選んだわけですから!
そんな職業、一生飯食って生きていける職でしかないですね。
それでも世の中は良いもの、人の為になるものなら、必ず生き残るほど甘くヌルくはありませんね。
だから、とりあえず見栄も恥も捨てて、守るべきものを守るためにも
勉強して
トレーニングして
チャレンジして
失敗して
トレーナーとして生き抜いて人生終えてやろうと思います\(^-^)/
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