【頭頂葉】マップの上書き

今回は僕たちパーソナルトレーナーが今追いかけている事についてのブログです。

先日、クライアント様から連絡が…

 

「身体歪んでるんやけど」

連絡いただいた時は左の状態でした。

PM Performance創業からお越しいただいているので、かれこれ6年はトレーニングに来られてます。

こんな歪みは先日までありませんでした。

 

数日前までは普通だったのに、今日は歪む。

 

これは

体幹の弱さでしょうか？
筋力の問題でしょうか？
柔軟性の問題でしょうか？

もしそうであれば、なぜ突然この数日で歪みは出たのでしょうか？

弱さや硬さが問題であれば、

硬くなり始めて
弱くなり始めて

少しずつ歪んでくるものではないでしょうか？

 

なのに、この歪みはこの2〜3日で起こり、気付いたら突然現れた。

つまりこれは筋肉の弱さや硬さではないという事です。

何処に答えがあるのか。

 

それが今、僕達が辿り着き、迷宮を彷徨うように勉強している「脳」です。

我々は大脳にある頭頂葉で”ボディマップ”を形成しています。

 

姿勢も頭頂葉に保存されたボディマップに基づく脳からの出力(アウトプット)です。

 

僕達の姿勢とは頭頂葉に保存されているボディマップを外界に投影した状態とも言えます。

つまり根本的に姿勢を改善するためには

背中のトレーニング
胸のストレッチ

ではなく、このボディマップを上書き保存する必要があります。

アウトプットを変える為にはインプットを変える。

 

実際に立っていても左右の脚の長さが違うように感じていたそうです。

その歪んだインプットを変えること。

 

そして頭頂葉でのボディマップを再形成し直すこと。

それが必要な事でした。

スクリーニングとして行った

ストレッチポール上でのウォーキング。

 

上:before 下:after

IMG_8684

こちらをクリックしていただくと動画が流れます。

 

Beforeは右立脚作れませんね。

パスートは測定過大。

 

その他にも幾つか評価を…。

 

評価に基づきエクササイズ。

最初にご覧いただいた写真ですが、

左:before 右:after

 

だいぶ改善されました。

 

立位での左右の感覚的脚長差も消え、歩行時にあった違和感も消失。

 

 

あとはこの再構築されたマップと共に動き、

アジャストしてくださればなという感じです。

 

パーソナルトレーナーって

やせる

体重減らす

筋肉つける

重いダンベル挙げれる

そんなんだけじゃないんですよね。

 

それも含めて、生まれてから

 

どう動き

何を食べ

何を考え

どう生き

どう死ぬか

 

それら全てをひっくるめた

 

クライアント様が如何に御自身の人生を思ったように快適に生きれるか。

 

 

それに携われる幅広い見識を持ち、実践する事。

 

それこそが生涯トレーナーとして生きて死ぬために必要な事ではないかなと思っています。

 

そして、どう動き、何を食べ、何を考えるか。

 

そのインプットが集まり、アウトプットを発信する場所 「脳」。

 

明日はその脳に関するセミナーの再受講。

 

仙台で学んだ事を活かせての再受講。

 

少しばかり深まった理解を持って臨めそうです。